皆さんこんにちは！
「前かがみになると楽だけど、背筋を伸ばすとつらい」
「長時間立っていると腰から脚にかけて重だるくなる」
これらの症状に心当たりがある方は、脊柱管狭窄症（せきちゅうかんきょうさくしょう）の可能性があります。
特に中高年以降の方に多くみられ、「年齢による変化だから仕方ない」と我慢している方も少なくありません。
■ 脊柱管狭窄症とは？
背骨の中には、神経（脊髄）が通る「脊柱管」というトンネル状の空間があります。
脊柱管狭窄症とは、このトンネルが加齢や骨・靭帯の変形などによって狭くなり、神経を圧迫して症状が出る状態です。
特に腰部（腰椎）で起きることが多く、「腰部脊柱管狭窄症」と呼ばれます。
■ 主な症状
脊柱管狭窄症の代表的な症状は次の通りです：
間欠性跛行（かんけつせいはこう）
→ 歩くと足がしびれてつらくなり、休むと楽になる。
腰から脚にかけてのしびれや痛み（両脚または片脚）
長時間の立位や歩行で症状が悪化
前かがみの姿勢で症状が軽減（自転車は乗れることが多い）
下肢の脱力感、感覚の鈍さ
■ なぜ起こるの？
脊柱管狭窄症の原因には、以下のようなものがあります：
加齢による骨や靭帯の変性（40代以降から増加）
椎間板の変性（腰椎のクッションが潰れて厚みが減る）
背骨の変形（骨棘やすべり症など）
長年の姿勢の悪さや体の使い方のクセ
「昔は腰痛だけだったのに、最近は脚までしびれるようになった」という方は特に注意が必要です。
■ 整骨院でできる対応
◆ 施術内容
骨盤・腰椎まわりのバランス調整
→ 背骨や骨盤のゆがみを整え、神経の圧迫を軽減。
筋肉・靭帯の緊張緩和（手技療法）
→ 血流を促進し、神経への負担をやわらげます。
運動療法（筋力・柔軟性の向上）
→ 特に腹筋・背筋・臀部まわりの筋肉を活性化し、腰への負担を軽減します。
生活指導
→ 負担の少ない姿勢・動き方・寝方など、日常でできる対策もお伝えします。
※症状の強い時期には無理な動作を避け、痛みを抑えることを最優先に対応いたします。
■ 最後に
「最近、足がしびれるようになってきた」「年のせいかな」と思っている方も、ぜひ一度ご相談ください。
