最近、「背中が丸くなった」「身長が縮んだ気がする」と感じる方はいませんか?
これらは骨粗しょう症(こつそしょうしょう)**のサインかもしれません。
■ 骨粗しょう症とは?
骨は常に新しく生まれ変わる(骨代謝)バランスを保っていますが、加齢やホルモンバランスの変化で骨の破壊が進み、骨密度が低下します。
これが骨粗しょう症です。
骨がスカスカになることで、ちょっとした転倒や負荷で骨折しやすくなります。
特に「背骨」「股関節」「手首」の骨折が多く、骨折がきっかけで寝たきりになることもあります。

■ 骨粗しょう症のリスクと原因
主なリスク要因は次の通りです。
閉経後の女性(女性ホルモンの低下)
高齢者(骨の再生能力が落ちる)
運動不足や栄養不足(カルシウム・ビタミンDの不足)
喫煙や過度の飲酒
長期間のステロイド薬の使用
慢性的な病気(糖尿病、甲状腺疾患など)
■ 骨粗しょう症の症状
初期はほとんど自覚症状がなく、進行してから以下の症状が現れます。
背中や腰の痛み(圧迫骨折の可能性)
身長が縮む・姿勢が悪くなる(いわゆる「老人性の猫背」)
骨折しやすくなる(転倒やちょっとした衝撃で骨折)
■ 整骨院でのサポート
骨粗しょう症そのものを治すことは医療機関の専門分野ですが、当院では以下のようなサポートが可能です。
◆ 筋力強化とバランス改善
骨を支える筋肉を強化し、転倒予防のためのバランス訓練を行います。
これにより骨折リスクの低減につながります。
◆ 姿勢改善と痛みの緩和
背骨のゆがみや猫背を改善することで、腰痛や背中の痛みを軽減します。
正しい姿勢を保つことは骨への負担軽減にも効果的です。
◆ 生活指導・セルフケアのアドバイス
カルシウムやビタミンDを含む食事、適度な運動、転倒予防の環境作りなどをアドバイスします。
必要に応じて医療機関と連携しながら、患者様の健康維持をサポートします。
■ 最後に
骨粗しょう症は気づかないうちに進行し、骨折してから初めて発覚することも多い病気です。
「年だから仕方ない」と諦めず、早めの予防とケアが大切です。




