胸郭出口症候群とは?原因・症状・改善方法について
胸郭出口症候群(きょうかくでぐちしょうこうぐん)とは、肩や首、腕にかけての痛みやしびれ、さらには手の冷えやだるさを引き起こす症状です。この症状は、肩や首の筋肉、血管、神経が圧迫されることによって発生します。胸郭出口症候群は、デスクワークやスマートフォンの使用が多い現代社会で増加している症状の一つです。今回は、胸郭出口症候群の原因や症状、改善方法についてご紹介します。
胸郭出口症候群の原因
胸郭出口症候群の原因は、肩や首周りの筋肉や骨の異常な緊張や圧迫によって引き起こされます。具体的な原因としては、以下のようなものがあります。
不良姿勢
長時間のデスクワークやスマートフォンの使用により、猫背や前かがみの姿勢が続くと、肩や首周りの筋肉が緊張し、神経や血管が圧迫されやすくなります。これが胸郭出口症候群の主な原因です。
筋肉の過度な緊張
肩こりや首こりがひどい方は、肩や首の筋肉が常に緊張状態にあります。この筋肉の緊張が、神経や血管を圧迫し、胸郭出口症候群の症状を引き起こします。
頸肋(けいろく)や骨の異常
まれに、首の第7頸椎から余分な骨が伸びる「頸肋」という状態や、骨の構造に異常がある場合、それが神経や血管を圧迫し、胸郭出口症候群の原因となることがあります。
重い荷物を持ち続けること
特に肩に負担をかけるような重い荷物を長時間持ち続けると、肩周りの筋肉が緊張し、神経や血管を圧迫しやすくなります。これが胸郭出口症候群のリスクを高めます。
胸郭出口症候群の症状
胸郭出口症候群の症状は、神経や血管が圧迫される部位や程度によって異なりますが、一般的には以下のような症状が見られます。
肩や首、腕の痛みやしびれ:特に片側の肩や腕に痛みやしびれを感じることが多いです。痛みは肩から腕、手にかけて広がることがあります。
手の冷えやだるさ:血行不良が原因で、手が冷たく感じたり、だるさや力が入らない感覚が現れることがあります。
指先の感覚異常:指先がしびれたり、感覚が鈍くなることがあります。特に、小指や薬指に症状が現れやすいです。
頭痛や首の痛み:肩や首の筋肉が緊張することで、頭痛や首の痛みを引き起こすこともあります。
胸郭出口症候群の改善方法
胸郭出口症候群を改善するためには、肩や首周りの筋肉の緊張をほぐし、神経や血管への圧迫を取り除くことが重要です。以下の方法を取り入れることで、症状の改善が期待できます。
姿勢改善
不良姿勢が胸郭出口症候群の大きな原因となるため、まずは姿勢を改善することが必要です。デスクワークやスマートフォンを使用する際には、背筋を伸ばし、頭を前に突き出さないように注意しましょう。当院では、姿勢矯正のためのアドバイスやエクササイズを提供しています。
ストレッチとマッサージ
肩や首の筋肉をほぐすストレッチやマッサージを行うことで、筋肉の緊張を和らげ、神経や血管への圧迫を軽減します。特に、肩甲骨周りの筋肉を伸ばすストレッチが効果的です。
筋力強化
背中や肩周りの筋力を強化することで、正しい姿勢を維持しやすくなり、胸郭出口症候群の再発を防ぐことができます。適度な運動を取り入れ、筋力をバランスよくつけることが大切です。
温熱療法
温めることで血行が促進され、筋肉の緊張が緩和されます。当院では、温熱療法を用いて筋肉をリラックスさせ、痛みやしびれの軽減をサポートします。
当院でのケア
胸郭出口症候群に悩んでいる方は、ぜひ当院にご相談ください。当院では、姿勢矯正や筋肉の緊張をほぐす施術、日常生活での姿勢改善のアドバイスを通じて、胸郭出口症候群の根本的な改善を目指します。また、個々の症状に合わせたケアプランを提案し、症状の再発防止に向けたサポートを行います。
まとめ
胸郭出口症候群は、肩や首、腕に痛みやしびれを引き起こす辛い症状ですが、適切なケアを行うことで改善が可能です。長時間のデスクワークや不良姿勢が原因で症状が現れている方は、ぜひ当院にご相談ください。専門的なケアで、痛みやしびれのない快適な日常生活を取り戻しましょう。
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